ナビの北海道旅行記2002 パート1
もう俺って病気だろうか?5月になると体がうずいて北海道の事を考えるようになってしまう。

本当に♪夏が来〜れば思い出す〜」である。もちろん目的は道東。ここまで偏った考えを持つバカもいるまい!

だって道北や道南だって見所は沢山あるのに、結局道東に落ち着いてしまう。もちろん以前道北や道南だって行ったことはある。だから否定はしないし、行ってみたい気持ちは当然ある。

でもここに落ち着いてしまう。こんな変人が今年も走り抜けました。ただとんでもないアクシデントに見舞われながらの出発?となってしまいました。こんな馬鹿なツーリング記をご覧ください。
7月20日
ここのところ仕事が忙しく深夜まで自宅に帰れない時もあった。そのため睡眠時間が足りなくて寝不足ぎみ。でも次に目をさす時には俺の北海道が待っている、、、、。だから早めに睡眠を取り早朝4時に時計をセットして起床することにしよう。連れを起させちゃっちゃ〜申し訳ないので別の部屋に布団を敷いて ひとまず就寝。

朝自然に目が覚めた、、、、。あれ?時計を見ると4時だった。でも何故か秒針が動いていない、、、。おかしいなあ〜?そう思って壁時計を見る。
「あんぎゃ〜お!!!う、うそ〜6時40分じゃん!ヤバ〜!」よくみたら時計は電池切れだったみたい。ベルが鳴り始めた頃に止まったんだけど俺自身まったく気が付かなかった。これなら連れと一緒に寝たほうがよかったかしらん?

今回は新潟からの新日本海フェリーで新潟に行かなくてはならない。それも10時出航と聞いている。どうしよう、諦めようか?と思うと俺の悪魔のささやきが
「い〜ま〜なら〜間に〜あう〜じゃ〜ん!!」よし行くだけ行くか!ダメなら青函ルートで函館上陸も考えよう。それもダメなら東北一周でも仕方がない。俺が悪いんだから。そう思うとそそくさと着替えバイクに荷物をくくりつける。

やがて連れも起きだしてきて
「あれ?まだいるの?間に合うの?」って のん気に言われちゃった。
「違〜〜う!!寝坊しちゃったの!!もしフェリー間に合わなかったら、今回こそ東北ツーリングしてくるからね!じゃ行ってきま〜〜す!」って 急いで 7時前に出発。せめて荷物を前日にまとめといたのは救いだった。でも洗顔もしなければ、水一滴も飲んでない。ましてやタバコも吸っていない。な〜にもしないでの出発。でもやればできるもんだね!それだけは関心しちゃった。

ただ3時間で新潟なんて行けるんだろうか?上越新幹線じゃないんだから、、、!今日は休日でもあるし車の交通量も少ない。いつも関越方面は東松山ICで関越自動車道に乗るんだけど、今回は国道16号バイパス経由で川越ICから入ることにした。それは2車線のバイパスだし、信号も少ないので飛ばせると考えたからだ。予想どうりハイペースで川越に。まずガス補給をしてICへ、、、自宅からここまで1時間弱。何ていう速さ。信号こそはしっかり守ってるけど速度はカンベンしてください。

川越ICから本線に入ると新潟まで260Kmの表示が、、、、
「あちゃ〜!マジっすか!俺って本当にフェリーに間に合うかな?」でも今回はちょっと違った。先月車検に出した際 相棒君はマフラーを純正品からヨシムラサイクロンに変えといたので、加速が違う。多分200Kmで走っても安定するんじゃないかな?もっともそんなに出ないか、、、。それとビキニカウルを着けといたので風圧が違う。今までは120Kmで走っても風圧で辛かった。でもこのカウルのおかげで体感風圧はかなり少なくなったので高速走行が可能になった。

さてほぼ全開走行で走る。とにかく走る。およそ新潟まで100Kmを切ったところ、越後川口SAでガス給油のためだけに寄る。スタンドマンに
「新潟のフェリーターミナルって、どれくらい見とけばいいっすか?」って聞くと
「多分かっ飛ばしても1時間はかかると思いますよ!」って言う。今は時計で8時50分。どうだろう?今ではギリギリだ。もう少しの辛抱かもしれない。

でも覆面パトカーもいないみたいし、カッ飛ばすしかないか。やっと新潟亀田ICが見えてきた。
「あ〜やっとこ高速出口まで来られたじゃん!あ〜しんどかった!」って安心しきってレーンに入るとガードレールがミョ〜に近づいてくるじゃないですか?

「ヤバ〜〜ガードレールにぶつかる!こえ〜〜」後輪ロックでタイヤの後を引きずりながらギリギリガードレール手前で止まれた。多分あと30cmで衝突していたろう。
そりゃそうだ。出口レーン40km制限の道路を120Kmでつっこむバカがどこにいる!俺って速度感覚麻痺していたんだね!とにかくよかった。

「あ〜マジで死ぬかと思った、、、、よかった〜事故んないで。」フェリー乗り場まで、いや10時まであと20分しかない。急げ〜!5分前に埠頭に到着。今日乗る予定のニューライラックが見える。誘導員のおじさんに、
「チケット持っているんですけど、、、乗りたいんです。」ってお願いした。こうなったら俺は男としての尊厳も何も捨てて土下座でも何でもしてやるつもりだ、、、、。

ところが
「んじゃ乗船手続きしてきて!そしたらここにきてね!」だって?あれれ?思ったほど緊迫感がないんですが、、、、。ってきり もう遅いよ!って言われるかと思っていたのに、、、。
「フェリーの出航は何時ですか?」って聞くと10時30分との事。何だよ〜俺の勘違いかぁ〜〜一気に体の緊張がなくなって、ナメクジみたいにニョロニョロになっちゃった。

「助かった〜!神様ありがとう!」乗船手続きを済まし船に乗船する。エントランスで寝台の指定を受け晴れて寝台に。とりあえずスウェットに着替えコーヒーを買って甲板に出る。今日初めて口にするコーヒーの旨かったことったら表現のしようがない。
「うんめ〜!グビグビ!」って感じ。とりあえずビールはやめておいた。

すると携帯がなる。大島輪店の社長だ。
「どう、新潟着いた?」なんてのんきな会話。ったて俺のこと知るわけないか、、、
「大島さん、参った!寝坊しましたよ。今フェリーの中だけど、自宅から新潟港まで3時間で来ちゃった。新幹線も真っ青ですよ。でもヨシムラとビキニカウルに助けられましたよ!でなけりゃ今頃挫折しているもん。」大島さんは呆れながらも笑っていた。電話を切ってメールが入っているのを確認した。Tさんだ。今回も俺より先に北海道に行ってるらしい。今フェリーです!ってメールを入れておいた。それと連れにも、、

「何とか間に合ったよ!すんごく怖かったよ!高速道路は」って電話を入れる。
「へ〜おめでとう!お土産忘れないでね!」な〜んて、、俺の気持ちも知らないくせに、、、、ってのは冗談です。間違ってもそんな事は言いませんです。ハイ!。

やれやれ、いつもの俺に戻れる。とりあえずベットに行こう。今回はS寝台というのをチョイスしている。これは2段ベットの2等寝台と違ってプライバシーを確保できるスペースがある。ただ通路とはドアではなくカーテンで仕切られているだけだから確実にプライバシーが確保できるわけじゃないけど、まずはいい部屋だ。ただ出来ればコンセントと明るい照明が欲しいけど!

ベットに横になっていたら いつの間にか寝てしまったようだ。昼前に起床。あ〜良く寝た。そんではお昼がてらビールでも飲むか。今は よ〜く晴れている。このままであってほしい。午後になるとミニシアターで映画を上映するらしい。タイトルは鬼平犯科帳だって。俺は時代劇は嫌いじゃないから見てみよう。90分があっという間に終わってしまった。

またベットに入ってゴロンとなる。夕食はどうしようか?レストラン行くか?まあ、今日のご褒美だ。ちょっとリッチに行こう。夕暮れになるとレストランがオープン。ここは希望の品物をチョイスして各自料金を払うカフェテリアスタイル。そう以前太平洋フェリーで食べたスタイルだ。豚の各に角煮や枝豆やその他ビールで2500円もしちゃった。
「あ〜〜達成感を感じているみたいじゃん!今日のボクちゃんとイナズマ君はとっても偉い!!」なんちゃって!すんごく美味しく感じられた。

食後またベットに戻ると館内放送で
「間もなく僚船ラベンダー号とすれ違いを行いますので進行方向左側デッキにお集まりください。」って案内がある。ちょっと見てみよう。カメラで摂るはいいんだけども電池が切れちゃった。今回は一眼レフカメラが無い代わりにデジカメでのチャレンジ!これはこれで困ったもんだ。明日のコンビニまで写真なしか、、、ガマンするか!時間はまだ早いが睡眠を取ろう。もうベットに潜り込む。多分すぐ眠れないかもしれないけど、、、、お休みなさ〜いzzzzz
7月21日
朝は3時に起こされる。
「すんごく眠いっす!さんふらわあ よりキツイなあ〜」でも気合を入れないと。洗顔を済ましコーヒーを飲む。タバコが旨い。準備は整ったんだけどバイクは最後の下船だって!この場合かなり待たされる。仕方がない着替えているけど寝るか!ただクルーに発見されないと忘れ去られてしまうかもしれないから、カーテンを開けて居眠りをする。意外とこういうシュチュレーションって想像以上に眠くなるんだよね!いつの間にか爆睡!

クルーにお客様!って声をかけられて起きる。やっとバイクの番だ。乗客のいなくなったエントランスはガラ〜ンとしていて何だか寂しい。そこを通って無事相棒 イナズマ君の場所に向かう。もう固定ロープは外されていた。よっしゃ〜!ってんで出発。でも4時30分なんだよね!すんごく早い!こんな時間に小樽観光もないだろう。それに今回は知床のウトロまで予定している。距離にして600Km以上ある。今回は出発が4時過ぎだったので計画したつもりだ。ちょっと無茶だったかな?前もそれで後悔したんだけど、、、。
「俺って こういう時って学習能力ないじゃん?」って感じてしまう

国道5号線は まだ通勤時間には早過ぎる。そこから俺は札沼線沿いに北上を考えている。まず石狩当別をめざすが、途中の看板に騙されて変な所に出ちゃった。
「あれ?ここはどこ?知らない所にでちゃった!!」まあ、いいか!時間はたっぷりあるし。石狩川を越えると やっと札沼線が見えてきた。途中セブンイレブンを発見。まずは朝食を摂ろう。パンとコーヒーを買ってバイクのそばで食べる。ちょうどオフロードのライダーが俺のそばにきた。挨拶をする。小樽のフェリーですか?って聞くとそうだった。確かに朝5時過ぎで走ってるバイクなんて少ないよね!
軽く食べたので出発する。
「なんだか雲っていて怪しい天気だなあ!やだよ〜!また合羽を着るのは!旭川位まではいけそうかな?」そう思って出発する。オフ車のライダーに互いに無事を祈って!でも車が少ないので走りやすい。

ただしここも、87年のツーリングでに走った事になっているんだけど、全く記憶がない。この区間は何も立ち寄らなかったからかな?

石狩月形で駅の探訪。有人駅ではあるが、これといって何も目立ったものはない。切符を購入して撤収!そばに樺戸集治館の記念館があるので行ってみる。時間が早かったので見学はできない。残念だ。でも何でここは有名じゃないんだろう?やっぱり網走監獄が有名になっちゃっているけど変な話。この集治館がなければ網走監獄だってなかったのにね!
このまま北上すると札沼線の終点新十津川駅に到着する。ちょっと見ていこう。札沼線てのは札幌(正式には桑園)からこの新十津川までの路線。

札幌近郊のあいの里教育大までは1時間に5本くらいと本数も多く立派な通勤路線だけど、この新十津川駅ではローカル線として1日に3本しか列車が来ない。地元の方はバスで滝川に向かい函館本線を利用する人が多いらしい。もちろんその方が本数もあるし特急も走っているから時間がかからない。だから何時廃止になっても不思議ではない駅でもある。それに市街地から遠いのも原因なのかもしれない。
しばし待ってみたところで当分列車なんか来ることはない。写真を撮って出発。
ここまで来たら北竜町の「ひまわり畑」も見てみたい。再度石狩川を渡って北竜町に入った。国道沿いに看板発見。資料によると日本一の規模のひまわり畑で65万本も咲いているらしい。でも1万本だってどんなもんか判らないのにどんな規模なんだろう。

駐車場にバイクを止めると黄色い自転車がいっぱい置いてあった。勝手に乗ってっていいらしい。規模がデカイだけに歩くと時間がかかるんだろう。自転車で簡単に回れるように配慮してくれているんだろうか。俺はママチャリを借りてサイクリング!!でも坂道がしんどいなあ!
「ヒーコラ フーコラ日ごろの摂生がたたっているっす!!」でもどうみても65万本には見えないけど、、、多分年間の本数なのかな?だってこのまま一ヶ月咲きっぱなしってことはないもんね。

近くに物産館があるので入ってみる。まあ、さっき上陸したばかりだから土産もないけどね!何件か見ていくと「ヒマワリソフト」なるアイスを発見。さっそく食べてみる。
「ん〜?ん〜!どうかな?ヒマワリの種を粉末にしてバニラソフトに入れただけだから、あまり美味しくないなあ〜!何だかクルミ食べてるみたい、、、」まあ観光地ものって こんなもんでしょう!でも時間の感覚が判らなくなる。まだ8時前だよ!いかに4時からの出発が早いかがわかる。エンジンをかけてスタート。

「あ!イナズマ君の燃料が少ないんだっけ。ヤバイな〜!」出来る限りセーフティーでスタンドをめざす。何とかホクレンを発見。青いフラッグをゲット!待っていたんですよ!
「今回もホクレンのフラッグ全種類をゲットしちゃお!」
このまま国道を走っても時間の無駄かな?旭川まで高速を走るか!深川留萌自動車道から道央自動車道に入る。北海道の高速って枝線が無料の区間が多いけど、それでも車が少ないって何で?本当に不思議だ。もちろん道央自動車道でも車は少ない。時間を稼ぐにはもってこい!って感じ!ウォ〜リャ〜!!なんちゃって!
旭川北ICで出てまずは比布駅に行く。以前はピップエレキバンで有名になってCMに使われたこともあったっけな!今はどうなっているんだろう?駅前通を走って駅に到着。
「あれ?こんなんだったっけ?ピンク色に塗られてるじゃん。もっと地味だったような、、、。」駅に入るとホームは当時(87年)以来変わっていないみたい。でも無人駅になって、駅事務所は喫茶店になっている。切符は旭川までの切符だけ売っていた。

確か駅長さんの帽子を借りて写真を撮ったけな!こうも変わってしまうんだ。ちょっと悲しくなった。本当に時代は大きくかわるもんだね!やがて列車が入ってきた。旭川行きのワンマン快速だって。久々ホームで列車を撮影できた。さ〜て、ここから先の道東へいきますか!

上川へ向かい国道273号線で遠軽方面に向かう。この道は冬デビューして走った道なんだよな!んでもってクラッシュしたところもしっかり覚えている。今となってはいい思い出だね!死ななかったんだから!さて国道273号線に入るとすぐ天幕駅跡に到着。
ここはJR石北本線の上川駅の次の駅だった。利用者がいなくなったので平成13年6月30日で廃止になった駅である。このあと中越、奥白滝と3駅も連続に廃止になって日本で最長の駅間になっちゃった。
「あちゃ〜各駅停車でも次の駅まで50分も走るわけ!」

ホームや駅舎は撤去されていたけど記念碑が立っていた。ここに駅があったことをいつまでも伝えてくれるだろうか?それにしても駅前に人家が全く無い。不気味なくらい静かだ。雑草の先に見えない国道があるけど通過する車の音が時々聞こえるだけだ。廃止になっても仕方がないのかな?
次は中越駅跡に向かおう。ここは駅舎は残っていて保線区の職員が利用しているみたい。もちろん駅じゃないから俺は入れないけど。ここもホームは取り壊されていた。線路が何本かあるんだけど、信号場としての機能は使われているみたい。

でもここはさらに人家がない。ここは国道沿いで見ることができるんだけど、
「一部のマニア以外は利用客はゼロだったんじゃないかな?」よく駅として機能していたもんだ。
さらに奥白滝駅跡も見て行こう。北見峠を越えて山の中腹に駅はあった。ここも人家は全く無い。いや、高速道路の建設作業員のプレハブ宿舎を除くとだけど、、、。

前の2駅と違って砂利ではあるけど駅前が広くロータリーみたいになっていた。これは以前は開拓民の人家が沢山あってかなり賑わったはずだね!誰かに聞いたんだけど駅前で夏、盆踊りをしたとか聞いたことが事があったけど、どう考えても理解に苦しむ。

駅の入り口はベニヤで塞がれて入れないし、内部はここも保線の基地になっているみたい。線路に下りていくと、ここもホームは取り壊されていた。なんとも言えない寂れた光景だった。このまま記憶にも残らなくなっていくんだろうか?

道の駅「まるせっぷ」で休憩する。ここは何だか木の香りがする。ウッドクラフトという木で作られたおもちゃみたいのを販売しているんだね。
「あんまり俺的には興味はないなあ。」コーヒーだけ飲んで出発しよう。

ここから遠軽を経由して国道242号線で湧別に向かう。空が今にも泣き出しそうな色になってきた。北竜あたりでは晴れてたのに、、、。道の駅「中湧別」でまた休憩。ここは日帰り温泉があるんだけど、天気が怪しいので諦めた。すんごく残念。雨降ったら確実に湯冷めしちゃうよ!

そこそこ時間を取って出発。網走に向かう。この先また道の駅「愛ランド湧別」がある。俺のペースが速いのか?それとも近くにありすぎるのか?さすがに道の駅が多い。特に立ち寄るつもりもないんだけど今度は道の駅「サロマ湖」だって!もうしつこいよ!ここで、、、

「う〜ん、焼きホタテの匂いが〜俺を誘惑する〜!ジュル!」(ヨダレの音?)1個買おう。
「旨いっす!最高っす!んでもって店のおじちゃんが

「もう1個食ってくか?お客さん少ないからあげるよ!」だって!2個目パクリ。
「いや〜タダで貰ったホタテって最高に美味いっす!」でも3個目はくれなかった。(俺はバカか?)考えてみればお昼を食べてなかったんだよね。もう2時近いのに。

おじちゃんにお礼をして出発。この先船長の家がある。ここは宿泊するとすんごいカニ料理を出してくれるので有名なところ。今回は予約がいっぱいだったので昼食でレストランに行く事に決めていた。でも時間がかかったな!
駐車場に入ると同時にGPZのライダーも到着。彼は大宮ナンバーだった。
「あれ?地元じゃないですか!こんにちわ!」ってんで仲良く?入店し同じテーブルについた。俺は夕食を考えて2000円コース(写真左)彼は4000円コース(写真右)をオーダー。あ〜俺も4000円コース選べば良かったかな?

彼のはタラバと毛ガニがド〜ンと載っていた。俺の方はカニ飯とイクラ飯などの小分けご飯で毛がにの足が3本、、、、ちょっと差がありすぎじゃないですか?
「でも美味しいじゃん。やっと北海道っぽくなってきたっす!今度は宿泊しよ〜と。」

食後外を見るといつの間にか雨が降っていた。とうとう来たか!しかたがない合羽か?多分待っても止みそうにないから諦めて行くとするか。GPZの彼も店を出た。お互い合羽を着る。彼は網走方面から来て今日はサロマ方面に行くらしい。俺と逆なコースだね。お互い無事を祈って分かれる。何だか同郷のライダーとのコミュニケーションは楽しいもんだ。
そして俺は網走方面に。能取湖近辺で雨は上がった。でもこのまま走ろう。もしかしたらこの先雨かもしれないから、、、。で!網走刑務所で停車。何度かここは走っているのに一度も行ったことがなかった。だってこの先に「ほくい44度」っていう宿にお世話になったのに、行かなかったんだもん。変なの!橋を乗り越えようかと思ったんだけど進入禁止の標識にビビッて国道沿いに停車。一応合羽は脱いでおくか。

歩いて橋を渡る。ここは博物館ではなくて本物の刑務所。だから中に入ることはできない。橋と正門だけ撮影したらおしまい。
「売店があるんだけど木彫りの熊さんを買ってもなあ!それに高いし。」。もう4時過ぎちゃった。も今日は俺12時間も走っているんだ。けっこう疲れてきた。このまま今日の予定しているウトロのボンズホームに向かおう。

網走の街を抜けるとまた雨が降ってきた。合羽を着ないで ガマンにガマンをして走ったんだけど、もう限界!バイクを止めて合羽を着る。
「あ〜ついてないな!今日2回目の合羽かよぉ!」って〜と斜里の方から聞きなれた?サウンドが、、、赤いジャケットに青いバイク。んで、そのまま見てると

「あれま、、、XJ1300じゃん!あ!Tさんじゃん。お〜い!」って手を振ってもシカトして行っちゃった。冷てえなあ!(後日その話をしたら、大雨の中合羽着てるライダーを見てたって!今頃合羽着るなんて変な奴って思っていたらしい。もちろん俺だって知らなかったらしい。今回のツーリングでTさんに会ったのはこの機会だけだった。)

寒いし時間もかかっちゃっているし!ってんで原生花園も何も全てパス。何とか6時前にボンズホームに到着したい。でも無理だと判断して斜里町で電話を入れる。ちょっと怒られた。だってここは全員で食事をすることを前提としているから、、、当然だよね。何とかハイペースで走り続ける。でも観光バスが邪魔!。オシンコシンの滝も見ながら通過。結局ボンズホームに到着したのは6時30分になっちゃった。マスターに

「遅れてスイマセン!」って謝った。お客が宿屋に謝るのも変だけど、こういうシステムだからね、、、。ここは。でも俺も小樽からこんなに時間がかかるとは思わなかった。バイクを駐車場に止めて荷物を部屋に入れてスウェットに着替え、食堂で夕食。もう皆さん食べていた。軽く挨拶をして、皆さんの会話に入れていただく。

ご飯とジャガイモがすごく美味しかった。そしてマスターに明日のネイチャーウオッチングボートの申し込みをする。これは朝8時過ぎにウトロ港を出航して知床半島沿いに知床岬まで往復するコース。但し8人参加者が揃わないと欠航になる。これは賭けかもしれない。部屋でマッタリしてると爆睡してしまった。そりゃそうだ。14時間走ってんだもん。疲れないわけないよね。
他の方はいなくなった。何処へ行ったんだろう?でも睡魔には勝てなかった。やがて人の声。
「ビール買ってきたんで一緒に飲みませんか?」って誘われた。どうやら近くの温泉に行ってきたらしい。もし温泉に誘われても俺は行くだけの気力があったかどうか?汗かいたのに風呂に入っていないなんて、決して衛生上良くはないけど我慢しよう。

今日の宿泊は河野さんご夫妻と丸山さん、それと学生のカップルの5人。俺を入れて6人だ。河野さんご夫妻は新婚旅行を兼ねて北海道ツーリングをされているそうな、、、。それもVTR1000ファイヤーストーム2台で走っているそうな。って事は奥さんも大型2輪免許もってるんだね。羨ましいなあ!丸山さんは定年後、憧れの北海道をBMWでソロツーしているんだそうな。凄い!それとお忍びらしき学生さん二人。(ここでは氏名は出さない方がいいかな?)お互いいろいろな話で楽しい宴会になっていった。仕事が終わったのかオーナーさんがやってきて大宴会になった。でも明日のボートは人員不足で欠航だって。残念。いつか乗ってみたい。

時間も遅くなったので解散?皆さんにお礼して先に休ませていただく。まだ疲労は残っている。それに眠いzzzzz

改めて、、、皆さんご馳走さまでした。考えてみれば俺、全然カンパしてませんでした。タダ酒で申し訳ありません。この場で改めてお礼させてください。有難うございました。
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